婚約指輪のタイプ~メレの特徴~
ソリティアと並んで人気のあるメレ
前項では、婚約指輪のデザインの1つ「ソリティア」について説明しました。
みなさんは、ダイヤモンドのデザインはソリティアだけだと思っていませんか。
実は婚約指輪(ダイヤモンド)のデザインは、ソリティア以外にもいろいろあるのです。
ということでこの項では、ソリティアと並んで人気のあるデザイン「メレ」について紹介したいと思います。
メレの特徴
メレはフランス語でmeleeと表記し、「小粒の石」という意味があります。
※ちなみに、ソリティアは「単独」という意味です(→ダイヤモンドに例えるな、大きな石)。
メレはダイヤモンドの中でも、0.1カラット以下の小さなダイヤモンドのことを指しているのです(=厳密にいえば0.03カラット以下)。
では0.1カラット以下のダイヤモンドは、いったいどのように婚約指輪として利用しているのでしょうか。
メレはセンターに位置するダイヤモンドの周囲に添えられた小さなダイヤモンドで、それをデザインすることによって婚約指輪に華やかさを演出しているのです。
そしてダイヤモンドの周囲に添えられた小さなダイヤモンドを、サイドストーンといいます。
さらにサイトストーンの並べ方によって、2人だけのオリジナリティ溢れる婚約指輪を作ることができるのです。
このように、メレは華やかな印象を演出する婚約指輪のデザインとして非常に人気があるのです。
バランスのとれたデザインのメレ
メレ(ダイヤ)を婚約指輪の全周に添えれば華やかになり、そして1粒だけ添えたとしてもちょっとしたアクセントになります。
そしてメレをデザインした婚約指輪はシンプルになり過ぎず、それでいて派手すぎない非常にバランスのとれたリングなのです。
婚約指輪のデザインに頭を悩ませているみなさん、これを機会に是非ともメレを婚約指輪のデザインの選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょう。
きっとメレを想像するだけで、素敵な婚約指輪のイメージが湧き上がってくると思います。
※ちなみにメレダイヤのカットは、定番のラウンド・カットにするよりスリムな長方形のバゲット・カットにした方が小粋な雰囲気になると思います。
この記事の監修者

中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
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