婚約指輪のタイプ~プロングセッティングの特徴~
個々(単一)の部品から作られる婚約指輪
ほとんどの婚約指輪は、個々(単一)の部品から作られています。
そして、その部品を丁寧に組み立てているのはジュエリー職人です。
ジュエリー職人は個々の部品を上手に組み合わせて、素晴らしい婚約指輪(デザイン)を演出しているのです。
ではティファニーのダイヤモンドの場合、核となる部品はいくつあるのでしょうか。
あれだけ多くの人を魅了するティファニーのダイヤモンドでも、核となる部品はたった3つなのです。
「リングの環の部分(アーム)/宝石を乗せる石座/宝石」
つまり3つの部品の組み合わせによって、いろいろな婚約指輪のデザインが作られているのです。
そこでこの項では、「プロングセッティングの特徴」について触れてみたいと思います。
プロングセッティングの特徴
○プロングセッティング(Prong setting)について
プロングセッティングは、別名「クロー・セッティング(爪留め)」とも言われています。
そして、プロングセッティングは宝石がもっとも耐久性のある位置に留まるようになっています。
「小さな金属のプロング(爪)を宝石のガードルの上までのばして、(万力のように)宝石を掴んで留める方法」
またもっとも典型的なプロングセッティングは、ブロング4ヵ所付いています(4ヵ所で固定されている)。
しかし、あるジュエリーブランドのプロングセッティングのブロングは6ヵ所付いています。
そのブランドは「ティファニー」です。
ちなみにティファニーのプロングセッティングは、「ティファニーセッティング」とも呼ばれています。
あらゆるジュエリーに使用されるプロングセッティング
婚約指輪に宝石をセットするプロングセッティングは、あらゆる宝石のセッティングに使われている方法です。
何故なら、宝石が「高い位置に固定される/強調される」からです。
つまり、プロングセッティングは宝石をもっとも鮮やかに引き立てることができるのです。
ブロングが多ければ多いほど、宝石がしっかり固定されるプロングセッティング。
プロングセッティングは、もっとも女性に相応しいセッティングといえるのではないでしょうか。
これから婚約指輪のデザインを決めようと思っているみなさん、是非プロングセッティングを選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょう。
この記事の監修者

中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
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