婚約指輪のタイプ~チャネルセッティングの特徴~
婚約指輪の印象を変えるセッティング
みなさんは、婚約指輪で使われるセッティングという言葉をご存知でしょうか。
例えば、婚約指輪で立て爪ダイヤモンドを使用したとします。
そして、立て爪ダイヤモンドにはそれを置く台座が必要になります。
実は、その台座を「セッティング」というのです。
またセッティングにはいろいろな形状があり、デザインによって大きく印象が変わってきます。
ということでこの苦では、「チャネルセッティング」について触れてみたいと思います。
※ちなみに、セッティングには「立て爪/爪なし/ベゼルセッティング/パヴェ/チャネル」などがあります。
チャネルセッティングとは
○チャネルセッティングの特徴
チャネルセッティングは2列の爪の間に、複数の宝石を一列に並べて両側から留める方法をいいます。
そして婚約指輪の形状が線路のレースに見えることから、「チャネルセッティング=レール留め」ともいわれています。
では、実際にブランドがしているチャネルセッティングの婚約指輪を紹介したいと思います。
・ティファニー
ティファニーのチャネルセッティングの特徴は、ハーフサークルをダイヤモンド(メレ)で敷き詰めたタイプです(半分だけメレのダイヤモンドを敷き詰めています)。
見た目はシンプルですがキラキラ輝くダイヤモンドが、シンプルの中に存在感を引き立てています。
(幅=約2.5mm/重量=約3.6g)
また少し余談になりますが、ティファニーなどで使用する宝石の種類の中に「ジェムストーン」があります。
そして、ジェムストーンは「半貴石」とも呼ばれています(天然石=パワーストンのような感じ)。
ジェムストーンは指輪に使用するというよりは、ネックレスなどの飾り付けに使用されています。
婚約指輪のデザインが広がるチャネルセッティング
チャンネルセッティングをした婚約指輪は、衣類などを傷付けることはありません。
何故ならチャンネルセッティングは立て爪セッティングのように、ダイヤモンド(宝石)が飛び出ているわけではないからです。
※平打・ストレートがデザインになっています。
みなさんに与える印象がスッキリしているチャンネルセッティングの婚約指輪。
チャンネルセッティングの婚約指輪(デザイン)を選択肢の1つに加えれば、さらに婚約指輪の幅が広がると思います。
この記事の監修者

中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
結婚は人生にとって大きな分岐点。嬉しいことばかりではなく、時には悩むこともあると思います。そんな時に当サイトが少しでもお役に立てればと思います。